rider notes

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

琵琶湖|1.唐橋~長浜

 僕は愛する奥様から「雨の大魔王」と呼ばれるほどの雨男なのだが、内心は「天気は周期的なもんなんだからそりゃ週に1回しかない休みに一旦雨が降ったらなかなか晴れないよね」くらいにしか思っていない。現にこの奇跡的な連休は見事に降水確率が両日とも10%未満ではないか。

 となると当然四郎号とのおでかけになるのだが、来月にもまとまった休みが取れるかもしれないかもしれないかもしれないので、遠出はそのときに置いておくとして、今回は近場でサクッと琵琶湖一周しつつテキトーなところでキャンプ、すなわち「ビワイチ GO TO キャンプキャンペーン」に参加することにした。そんなんあるんかしらんけど。

 いくら近場とはいえ、ライダーの朝は早い。そそくさと準備をして暖機橋で念入りに四郎号の暖機を済ませたら高速でGO!

 松原あたりで弱々しい御来光に照らされつつ第二京阪京滋バイパスをバビューンと石山まで。そこから瀬田川沿いにするすると進むと、まだ6時半だというのにぼちぼち渋滞の気配。唐橋あたりの渋滞はタダゴトではないうえ、湖岸の道路に出たら多分気持ちよすぎて走り詰めになりそうな予感もしたので、その前に腹ごしらえをば。

 案の定すでに始まっていた唐橋の大渋滞に巻き込まれつつなんとかやりすごし、

 県道559に入ったら、そっからはカイチョー!

 しゅるるるー

 しゅるるるるー

 いや~、快走。予想通り走りっぱなし。

 琵琶湖には湖岸にたくさんの駐車場が作られていて、そこにはたくさんの緑地公園があり、その中には無料でキャンプができるところも多い。スルスルスルーと走りつつ横目でチェックしてみると、相当な数のテントがすでに設営されてて、中にはチェアに座って湖面を眺めながらコーヒーを嗜んでいらっしゃる方もいて、「あれ? 今日って日曜だっけ?」という疑問がふつふつとわきつつ、それでも快走~。

 気持ちいい写真が続くと目新しさがない代わりにいちいち説明する手間が省ける。

(左手の緑地にテントが張られるの、わかるかなぁ)

(ここは琵琶湖博物館あたり)

琵琶湖大橋の分岐)

 野洲市突入!

 近江八幡突入!

 ↑ 東側で惜しかったのは、ここを標識通り右に進んでしまったこと。左の「長命寺」の方にいけば、ほんとに湖岸を回れたのに。

 ま、県道25号線も長閑な直線が味わえたので、これはこれでヨシ。

 そうこうしているうちに湖東最大の街・彦根に凸。あちらこちらで、「彦根城コッチ」という案内が出るが、ここは脇目もふらずビワイチに向けて驀進。

 彦根城の誘惑に打ち勝ったら、もう米原

 県道25号線からちょっと湖岸沿いに入ったところはbar的フォトスポット。ほんとに湖水がすぐ目の前なのでここはオススメ。

 米原を過ぎると長浜。しばらく琵琶湖沿いをのんびり走ってると、

 なぜが道に背を向けた仏立像。なぜだろう。

 長浜には、かの豊臣秀吉が築城したというお城があるものの、織豊大名など眼中にない僕は道沿いに見える模擬天守を横目にそのままシャシャーと進み、目指すは道の駅 湖北みずとりステーション。

 もうこのあたりになると車もほんと減って、琵琶湖はすぐ横ではないけれど、ここも快走路。

 なぜか70~90年代のいわゆる懐メロがスピーカーからガンガン聞こえてきたせいか、はたまた人があんまりいなかったせいか、のんびりとした時間が流れていたのだった。

(つづく)