rider notes

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

新緑|1.金剛峯寺

一日中絶賛雨予報のはずだったが、起きてカーテンを開けると遠く晴れ間も垣間見える。慌てて降雨予想を見ると午後3時まで雨雲は一帯にないじゃないか! これはもう乗っちゃうしかないんじゃね? 乗るしかないよね? そそくさと支度を済ませて暖機橋へ。 昨晩…

熊野|2.御礼詣で

蛇行する天の川~十津川に沿うように緩やかにうねうねと伸びるR168は、半分が路面状態もすこぶる良好な快走路に付け替えられ、気持ちよく走れる。 R168ではあまりないGSだが、いいタイミングでENEOSが見えたので給油。 いかにもヒマそうなおっちゃん一人だっ…

熊野|1.大塔の桜

桜も満開を過ぎ、やっと訪れた春の陽気からは少し肌寒いけど快晴。朝のうちに用事を済ませたら、取るものもとりあえず暖機橋へ。 「取るものもとりあえず」とは書いたが、かといってどこという行くアテがあるわけではない。暖機していた四郎号の横でなんとな…

南紀|2.白浜

とれとれ市場 三段壁 千畳敷 円月島 とれとれ市場 田辺からR42のバイパスを快調に走り、30分ほどして到着したのは和歌山県民の心の拠り所であるとれとれ市場。白浜観光で腹が減ったらとりあえずここに来れば間違いはない。 やたら広い駐車場の奥に設けられた…

南紀|1.みなべ

2年に1度のオツトメ(車検)からようやく戻ってきた我が四郎号。 おかえりー! pic.twitter.com/5H8E81iFTl — bar (@nishikazerider) February 12, 2024 そして、「春」のお知らせ。 【季節外れの暖かさ続く】バレンタインデーの今日も昨日に続いて昼間は全…

西播磨|牡蠣三昧

プロローグ どのバイク雑誌でも晩秋から初冬の号で組まれる特集は、つまるところ「冬にバイクをどう乗るか」に収斂される。車とは違って体が外にむき出しなのだから、「極寒」「酷寒」の中どういうモチベーションでライダーにバイクに乗ってもらうかというの…

大和國|3.唐招提寺

平城京跡公園 薬師寺から歩いて行けなくもない距離にある唐招提寺だが、いったん空腹を感じるとダメだ。ここは一旦、食べ物屋さんがありそうな主要道路に出てお店を物色することとする。食べ物屋さんが見つかりそうな大きな道路は……とツーリングマップルを見…

大和國|2.薬師寺

家を出る前にごはんをしこたま食べてきたので空腹は感じなかったが、時計を見るといつの間にやら時刻は12時過ぎだった。駐車場の目の前を通るR25を見ると、日常を過ごす人たちの車が渋滞の列を作っている。支度を済ませて四郎号に跨り、その渋滞に果敢に突撃…

大和國|1.法隆寺

久しぶりに「冬にバイクで走って手の指やつま先が痛くなるほど凍えてみたい」というマゾのような発想で本日は出発。ただし本当のマゾではないので、たとえば行きや帰りだけで5時間も6時間も走らねばならないような状態は避けたい。よって遠足レベルのほどよ…

北陸|8.せせらぎ街道

時計を見ると12時ジャスト。 昼めしを食うならココだなと思いながら何気なくツーリングマップルを見たら、 「飛騨牛(を)ホウバ(に乗っけてじゅーじゅー)焼き(焼きしちゃおう)」というのだ。なんと官能的な響き……。しかし、垂涎の表情で食事処のメニュ…

北陸|7.富山~五箇山

おはよーございます。今朝の耳の奥には打ち上げ花火の音がかすかに響いているような響いていないような。 そんな3日目の朝。 パークイン富山さんの朝食バイキングは6時からだが、「5時台起床→即朝めし」はいくらなんでもキツい。6時すぎにのっそり起きて支度…

北陸|6.雨晴海岸と富山の夜

内陸を走る能越道の氷見北ICを下りたら、今度はR415を富山湾へ。氷見漁港からは漁火ロードと呼ばれる県道をひた走る。夕方も少しずつ近づいてきているが、今日一番の青空じゃないのか? くらいの快晴に海鳥も嬉しげだ。しらんけど。 西條中学校のあたりでぼ…

北陸|5.禄剛崎~能登島

ゴジラ岩から若干のモヤモヤを引きずったまま、やってきた道の駅 狼煙。 昔はただの駐車場だったように思うのだが、今はちょっとスペースがあればどこもかしこも道の駅になっとる。 能登半島の最先端にある灯台へはここから坂道を15分ほど上る。 ただただ暑…

北陸|4.朝市と能登半島北岸

目が覚めてみると、まだ多少、太鼓の音が耳の奥で鳴っているような気がしなくもない。 そんなツーリング2日め。 チェックインした時の「これがオーバーツーリズムというやつか」と思うほどのフロントでの大騒ぎから推測するに、食事会場が開くやいなやわけの…

北陸|3.輪島の夜

到着した時にはすでにホテル正面入口の両脇がものすごい数のバイクで埋められていたが、まだ屋根のある端っこになんとかスペースを見つけて四郎号を止めることができた。国内外の観光客で大賑わい(というか大騒ぎ)のフロントで無事チェックイン完了。 面白…

北陸|2.千里浜なぎさドライブウェイ

北陸道を金沢西ICで降りてからしばらくは北陸道と並行しながらR8を走る。県庁所在地だけあって 金沢のくせに 車の数もハンパないがやむを得まい。ここは考え方を改め、「スピードを出さないようにしてやろう」という神の思し召しだと思い込むことにして県道2…

北陸|1.越前海岸

偶然に偶然が重なって連休が取れることに。慌てて天気をチェックしまくり、行き先に多少迷ったものの、今回は北へ向かうこととする。 ところが、出発当日喜び勇んで早起きしたというのに、 出鼻をくじかれてる pic.twitter.com/WeMkjP0UYx — bar (@nishikaze…

舞鶴

梅雨が明けたのは大歓迎なのだが、本日の商都の最高気温は34℃。ふと思いついてハワイ・ホノルルの最高気温を見てみたら29℃。 どゆこと? そんなホノルル超えの本日、ある疑問を解決するためにサクッと走りにいくことにした。 拍子抜けするほど涼しい近畿道の…

山陰|5.大山 後編

はいオワタ\(^o^)/ pic.twitter.com/3uHagHqvla — bar (@nishikazerider) June 20, 2023 確かにツーリングマップルでも✕マークが連打されている地点ではあるのだが。 しかもここは環状道路では最北地点。この✕✕区間を乗り越えねば南に進めない。 通行止め…

山陰|4.大山 前編

いよいよ本日は今回のツーリングのメイン・大山へ。まずはR181をまっすぐと。 昔もそうだったが、大山の周りはどこを走っても快走路である。 ツーリングマップルでもこのとおり かれこれ30数年ぶりの大山攻略はどの経路から……と昨夜はベッドの上で悶絶したわ…

山陰|3.米子

県道317号線で米子市内に入ると「米子城コチラ→」の案内板が出てくる。まだ日もあるし、寄ってみるか。 三の丸駐車場(無料)からすでにご立派な石垣が見える 米子城は応仁の乱の頃の築城と伝わり、その後は尼子氏、山名氏、毛利氏の争奪戦を経験。関ヶ原の…

山陰|2.美保関

島根半島はもちろん海に突き出た陸地であるし、境港の町じたいも大きな砂州の上につくられているので、境水道は海の一部なのだと思っていた。 ところが中海で淡水化事業が行われ汽水域になった経緯があるため、正式には日本海に注ぐ河川となる。もちろんこん…

山陰|1.松江城

GW以来のお泊りツーリング。 GWの山陰海岸から一ヶ月半しか経っていないのだが、行き先は山陰地方。 ridernotes.hatenablog.com 懐かし(というほど時間は経っていないが)の中国道ではタンクローリーがいい感じのスピードで走っていたので、しばらく後ろに…

宿場町|3.関宿

R163は往復2車線でそれなりに交通量もあり、道沿いはすっかり山間の田舎道。どこにでもある風情の道だが、さっきまでの三重県道28号線とはまるで違う安心感。 しかし、残念ながら安心して田舎道を堪能できるR163はちょっとだけ。再び魔の三重県道28号線に入…

宿場町|2.伊勢奥津

宇陀の道の駅を出て県道218号線からR369に入ると、道はぐんぐん上っていく。景色はというと、山しかない。当たり前だ。奈良の山の中なのだ。おまけに平日パワーも見事に炸裂して交通量もほとんどない。今日はこういうのを求めていたから、路面が多少悪かろう…

宿場町|1.宇陀松山

このところ海ばっかり見ていたので、本日は山道を走るべく出発。 すっかりあったかくなりました 目的地は関宿。インターネットで「関宿」と検索してみると、千葉県野田市にある関宿(せきやど)が多数ヒットする*1が、ぼくが目指すのは三重県亀山市にある関…

山陰|8.GWの丹後半島

経ヶ岬灯台からR178を30分も走れば、「伊根浦舟屋群→」と「道の駅 舟屋の里伊根→」の案内が見える県道622号線との分岐がある。どこでもそうだが、道の駅ができまくってるな。 やがて見えてきた学校(伊根中)の角を曲がれば、昼めしポイントと定めた道の駅へ…

山陰|7.経ヶ岬灯台

「←経ヶ岬灯台アッチ!」の案内が見えてぐいぐいと坂を上っていったら、そこが駐車場。すでに10台ほどの車とバイクが2台。 灯台に行く前にまずは海を拝もうと奥に進んでみたら、 げっ 大勢のカメラ愛好家。過去の経験からいえばこういう方々はとっても気難し…

山陰|6.琴引浜から立岩

再び県道665号線に戻り、静御前生誕の地を掲げる磯集落、そして日本中央標準時子午線最北端の塔を通り過ぎながらも、左手にずーっと見える日本海の穏やかな海が……あれ? 日本海って穏やかだったっけ? 通り際にあった浅茂川集落は温泉もあるようで、道沿いに…

山陰|5.久美浜~五色浜

ひと晩お世話になったOホテル豊岡さんをチェックアウトし、まだ人もほとんどいない街なかに出た。 きちんとした服装の、これから仕事のために駅へ向かうのであろう女性が、すれ違う瞬間にバイクに乗ったぼくを怪訝そうに見やる。朝っぱらからうるさい音を立…