rider notes

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

青山高原~香落渓

R369~県道4号線

 愛する奥様から突然リリースされた本日。前から目をつけていたコースへと軽く旅立つことに。

 面白くもなんともない近畿道と味も素っ気もない西名阪道を無の境地で天理まで進んだら、そこそこちんたらしているR169に降りて奈良公園へ。このあたりに来るとテンションが上がるのはなぜだ。

 ここからはR369。先日改めてゲットしたツーリングマップルでピンクで塗られた快走路。

 今日は久しぶりにピンクの快走路を狙い撃ちしようという魂胆である。そして、R369はまさに前にも後ろにも車が一台もいない快走路! ゆる~い上り勾配で柳生の里へ向かう途中に「忍辱山」という明らかに何か由緒がありそうな地名も。

 柳生のあたり一帯はほどほどの集落。そこを超えたら今度は同じく「快走路」の県道4号線。ここでも車はほぼおらず。平日バンザイ。

 そうこうしているうちに梅林で有名な月ヶ瀬。何十年ぶりだ?

R25で上野へ

 五月橋が見えてきたら名国ではないR25へ。このあたりで迷ったのは内緒。だって五月橋ってば新しくなってて全然わからんかったからスルーしてしまったのだ。

 ピンクで塗られてるけどコリドールロードと交差するあたりからただの農道みたいな道幅の狭さに「え?こっちでいいんだよね?」と不安になるのを耐えるとほどなく上野市内。

 上野だと城とか鍵屋の辻とかまぁ見どころもないわけではないのだが今回はスルー。R163で名国の下をくぐったら、ツーリングマップル曰く「上野~津を結ぶ快走2車線路」!

R163で平田宿~平松宿

 途中にあるミニストップから旧伊勢街道へ。 特に観光地というわけじゃないんだけど、平田宿と平松宿という宿場があったらしいのでちょっと覗いてみる。

 もうちょっと整備したら観光客を呼べばいいのに…なんて思うんだけど、いろいろ難しいんだろうな。

 R163に戻って津方面にちょっと進んだら「青山高原→」発見。

高良城林道~青山高原

 ここからの高良城(こうろぎ)林道で青山高原まで一気に上るぞ!ここを選んだのも「好展望の舗装林道」(by ツーリングマップル)だからだ。

 まぁ実際には「どこが『好展望』なんだ?」とか「確かに舗装されてるけどめちゃくちゃデカい落石あるで」とかツッコミどころはあるものの、気をつければ大丈夫。ちなみに落石はゼファーのタンクの倍はあろうかというデカさだ。

 ぐんぐん上っていくと、やがてぐるんぐるんぐるんぐるんぐるんぐるん回るどでかい風車の羽が木々の向こう側に見えるぞ!わかっててもけっこうビビる。

(どう構えても画角に収まらないデカさ)

 見えてきた駐車場に入り、どんより重そうな雲に覆われる中、風に吹かれてみる。ツーリングマップルでも「好展望地だが霧発生しやすい」とか書かれてるし、津や松坂の街は見渡せるし、このくらいなら許容だな。

 しかし、やる気に満ちてぐるんぐるん回っている風車と、今日は日曜とばかりにうんともすんとも動きそうにない風車とあるのだが、「今日はこいつに働かせて、あいつは休ませよう」とかあるんかな。

 さて、肝心の青山高原公園線はというとやっぱり快走路。

 R165で危うく津に向かいかけたのをすぐさま修正し、生意気にもそこそこ交通量のある名張市内を無の境地でやり過ごす。

香落渓

 名張市内から県道81号線にスイッチして青蓮寺湖沿いに進む。

 青蓮寺湖を過ぎてトンネルを抜けると一気に渓谷感が出てくる。「迫力の断崖と渓谷美」の香落渓(かおちだに)。

 「なんとか岩」「かんとか窟」とでっかい看板もあるから飽きない香落渓だが、R369に出るまではほぼ車なし。今日はほとんどこんな感じだったなー。ツーリングマップルの快走路に偽りなし。

 その代わり、R369からの県道218号線~R166~R370~R169~R370~R24~京奈和道(こう書くと長いな)はさすがにえげつない交通量で一気に現実感。それでも挫けず黙々と、よい子は夕方に帰るのだ。