一乗谷を後にして再びR158へ。
いや~。この天気。この交通量の少なさ。「飛ばして走りたい」という直線番長精神がむくむくと沸き起こりますがここはぐっとガマン。と思うと、やっぱり反対車線で覆面にやられてる車がいました。合掌。
R158を直進し、さっき下りた北陸道・福井ICを越えてR8へ。R8は雰囲気でいうなら我が家の近所を走るR26ですな。走ってて違和感がなかった。そこから北陸道・丸岡ICを目印にして右折。あとは「丸岡城はコッチだ!→」の看板通りに走ると、お城はすぐ。広い駐車場があったものの結構な人出でほぼ満杯。しかたなく入り口近くのスペースに止めさせてもらうことに。
しかし暑い……見学料を払い、ハァハァ言いながら奥に進みます。決して興奮しているわけではありません。
丸岡城は日本にある、現存する天守をもつ12の城のうちの一つ。朝倉氏滅亡後に越前を領した信長の家臣・柴田勝家が、甥で養子でもあった柴田勝豊に築城させたのがはじまり。本能寺の変後の権力争いの一つである賤ヶ岳の戦いでサル(秀吉のことね)に勝家が滅ぼされると、丹羽長秀やサル、結城秀康(家康二男)たちの家臣が領し、その後本多氏、有馬氏の居城となって明治維新を迎えたのであるが、それよりもボクにとって重要なのは現存する天守。
昭和28年の福井地震で倒壊した(30年に修復)ものの、見てるとやっぱり重みが違います。せっかく入場料も払ったので中へ。すると、すんげー階段が現れます。
どのくらいすンごいのかというのは、横から見ればわかります。
( Д) ゚ ゚
もはや壁。なんてったって、上り下りするためにロープが用意されてるくらいなんですからね。でも考えたら昔はもちろんロープなんてなかったわけだし、この階段をフツーに上り下りしてた方々こそ、本当にすごいな、と思えます。
風がびゅーびゅー吹いて涼しかった天守の雰囲気を十分満喫して駐車場に戻ると、風なんてどこにも吹いてない…。あまりの暑さに珍しくソフトクリームを食っちゃいました。
丸岡の町中で軽く迷子になり、くねくねしながらも野生の勘でR8に復帰。北上して、「東尋坊はコッチだぜベイベー」の看板のとおり左折すると、そこは広域農道。
(つづく)