RIDER NOTES

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

信州|2.渋温泉

 先輩が本日の目的地として定めた湯田中渋温泉も間近。裏道に入って川沿いの道を看板通り進めば、長野電鉄湯田中駅

 どうやら湯田中温泉渋温泉ってのは厳密にいうと違うらしい。先輩はどうしても渋温泉の方に泊まりたいらしく、初対面なのにミョ~に馴れ馴れしいタクシーのおっちゃんと、

タクおじ「ん。どうしたの」
先輩「泊まるところを探してるんですよね」
タクおじ「ん。ココ(湯田中温泉)で?」
先輩「いや。渋温泉でね」
タクおじ「そしたらね…」

 僕は湯田中だろーが渋だろーがどっちでもよかったのでのん気に写真を撮っていたところ、先輩はどーやら行き方もわかったらしく、また川沿いの道に戻ってちょっと先に進む。

 ちょっとしたら見えてくる、おっきな提灯。

(先輩は先に行っちゃったのでソロ撮影)

 そこからちょっと進むと見えてくる渋温泉街のでっかい案内看板の下あたりで先輩は待っていた。

 そのすぐ横にある観光案内所に飛び込み、キレイなお姉さんに白銀屋さんという一軒の温泉宿を取ってもらったんですが、

 それにしても、「オレはコースも宿もぜ~んぶ決めときたいんや」という先輩も、どうやらいきあたりばったりに少しは慣れてくれたようで、手際よくお姉さんたちとやりとりをしていた。

 看板のところに止めたバイクに戻ってみると、その裏手から柴犬が顔を覗かせている。

bar「あ、先輩。わんこですよ!」
先輩「え?」

bar「犬もかわいいですもんねぇ」
先輩「犬とかどうでもええわ」

 犬派ちゃうんかーい

 位置的にいうと観光案内所の真裏にあるのが「白銀屋」さん。飛び込みだったにもかかわらず、親しみやすい雰囲気の大女将さんに丁寧に部屋に通してもらいました。

shirokaneya.com

 出してくれたお茶と饅頭で一服して時計を見ると、まだ午後3時。でも今日はもうなんにもする予定がない(ホントは僕はもうちょっと走ってもいいかと提案したのだが、先輩がどーしても渋温泉に泊まりたいと譲らなかった)ので、大女将に勧められたとおり、9つある外湯を巡ることに。

 まずは大女将1番のおススメの九番湯・大湯へ。

 そこからちょっと散策。

(自己源泉を4つも持ってて国登録有形文化財でもある温泉宿の金具屋さん)

(大阪でも新世界にしかないんちゃうかと思えるスマートボール

(一番湯、二番湯はお湯不足で入れず断念。2か所めは三番湯)

(3か所めは八番湯。このあたりからなぜか「全湯制覇」的なノリに)

(ぼちぼち暗くなってきたけど、まだまだ続くよ~)

(4か所めは四番湯。もう着てきた浴衣もしっとり)

(そろそろ疲れてきた5か所の五番湯)

(あと少しだ! 6か所めの六番湯)

(ラストは七番湯。全湯制覇!)

(宿で貸してもらえる鍵。この鍵で外湯に入れる)

 4時20分に九番湯に入ってからのんびり散策しつつ1時間半かけて全湯(一、二番以外)制覇。癒やされるハズの温泉を巡ってクタクタになるのはどうも本末転倒な気もしなくもないのだが、満足げな先輩を見ていると、ま、いいか。

 6時になったところで、先輩が待ちに待った「信州蕎麦」を食すべく、渋温泉でも名店の「玉川そば」さんへ。

search.shibuonsen.net

 蕎麦はやっぱりおいしくてよかったんですが、平日だからか「白銀屋」さん同様、他にお客さんの気配すらなかったのがちょっと心配ではあった。

 まだ多少物足りない腹具合いの僕たちは、渋温泉で一軒しかない居酒屋に繰り出して、飲めや歌えの大騒ぎ(というのは言いすぎですが)。

 さんざ飲み食いしてくたくたになったので宿に戻ると8時。

先輩 「うー。もうあかん……」

 果てた先輩は、8時10分には「ぐーすか......」と高らかないびきとともにご就寝。僕はさすがに8時に寝るのは無理だったのでTVをぼんやりと見てたら天気予報。

 そこには、「志賀高原 最高気温9℃ 最低気温0℃

 ヾ( ゚д゚)ノ゛ハァァァァァ・・・・・・・!

(つづく)