rider notes

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

R166で橋三昧だドン!

プロローグ

 いつ以来か思い出せない連休の訪れる前夜。目覚ましを5時にセットし、「久しぶりにサックリ走るか!」と意気込んで布団をかぶり熟睡。そして翌朝。目覚ましも鳴っていないのに目が覚め、うっすら目を開けてカーテンの向こうをうかがってみると、5時前にしては妙に明るい。慌てて時計を見ると9時。

 ということで当初の予定はすっぱりと諦めて近場をぶらぶらすることに。どこにすっかなー、とツーリングマップルを見て、ちょっと前から行ってみたかったR166へ。

高見峠ループ橋

 すっかりどピーカンの空の下、スカ~っと京奈和~R169へ。吉野川をトレースするようにR169を快走。相変わらず長閑な風景。

 津風呂湖を越えたら一瞬R370に入ってすぐに県道16号線。ここを突っ切ったらR166に入れるのだが、少しずつ上っていく県道16号線を走りながら、「あー、もう15年くらい前にみんなで正月明けにここを走って雪まみれになってドエライ目に遭ったなぁ」などと懐かしさに打ち震えておりました。

 懐かしさで思わず涙に滲む瞳をこすりながらようやくR166にスイッチ。と思ったら、何かできていたので腹も空いたことだし立ち寄ることに。

 「小さな道の駅ひよしのさとマルシェ」。小さな道の駅? 普通の道の駅とどう違うのかよくわからないが、トイレはもちろん駐車場も小ぶりながらちゃんとあって、私が着いたときにはピカピカのゼファー750はじめ数台のバイクや車は止まっていたし、ヤマザキデイリーストアーと軽食コーナーもあるので、ちょっと休憩するには悪くないかも。

 あまりの空腹に耐えきれず、おにぎり弁当と茹で卵で昼メシを済ませようとしたら、ゼファーに乗ってるおっちゃんから話しかけられしばし歓談。なんでも家に25台の二輪があるとか。ほんまかいなと思ってたら、そういう顔つきをしていたのを察したのかスマホで一台一台見せてくれたのはおもしろかった。おっちゃん曰く、「空冷はたまらんよねえ」、「ナナハンってのが好きでねえ」。だから話が合ったのかも。

 おっちゃんから解放されてメシをさっさと平らげたら、まずは1つ目の橋へレッツゴー。

 ギュイーン!

 と高見峠のループ橋。三重側に下りてから山の中腹に見えるそれは、何度見てもUFO みたいだ。

栗子

 そこからは、前にも後ろにもバイクはおろか車すら一台もいないR166をのんびり東へ。

 10分ほど走ってると、やがて2つ目の橋である「←乙栗子橋コッチ」のちっちゃな看板。R166の側道っぽいほそ~い道に入ってすぐにありました。

 ささやかながら案内の看板もあって、それによると「おとぐるすきょう」と読むもよう。昭和6年竣工で、日本史上最強ともいわれる伊勢湾台風でも生き残ったんだと!

 下から橋を見られそうなところも見つけられずに渡るだけになったので、まぁそこらの橋と違いもわかりませんが。

 そこから相変わらず車のいないR166をビューン!

栗野の沈下橋

 そして「確かこのあたりでは……」というところで発見。本日3つ目の橋・沈下橋の小さな看板! バイクや車じゃ、よほど意識してないと絶対に見逃すな、コレは。

 今回、R166に来ようと思ったのは、これがあるからといっても過言ではない。四万十川では沈下橋はもちろん有名で、前にも四万十をうろちょろしたときは沈下橋を巡ったりもしたのだが、まさかそれが三重の櫛田川にもあるとは。

 ビビるくらいの急坂を下るとありました。

 コロナだ緊急事態宣言だと振り回されて行きたいところにも行きづらくて鬱々してたから、日帰りで沈下橋を見られるなんてちょっとうれしかった。

 だーれも来そうにない気配だったので橋に座って櫛田川の流れをボーッと眺めながら一服したら、飯高にもたどり着いていないのにぼちぼち帰途へ。

 よい子は日没までに帰宅するのだ。