私の強みはどこでも寝られることだ。たとえば通勤中の電車でもポジションによっては立ったままでも寝てしまう。
キャンプでも推定氷点下2度+ぺらぺらのシュラフなんて状況でもない限りは熟睡できるのだが、いかんせん腹痛には勝てない。ってゆーか、おなかが痛くて目が覚めるとか子どもかよ、とも思うのだが、夜中2時にトイレに駆け込んで解決すればあとは熟睡。体内時計で6時前には自然起床。
思ったほど寒くもない中、コーヒーを飲みながら待っていると7時過ぎになってようやく太陽の光が下界にも。しかし山間のキャンプはこれが弱点といえば弱点だな。
8時になってもま~ったく乾く気配がないが、今日のうちに帰るからムリに乾かさなくてもいいので、ここはむりやり袋に詰め込んで出発。
昨日お世話になった「里楽」方面にいくとすぐにあるセブンイレブン。
山の中でコンビニというとデイリーヤマザキしか見てなかったので、久しぶりにセブンイレブンを見て嬉しくなった……という感覚もおかしなものだ。オープンして間もないのだろう、店舗内もぴかぴかしてて店員さんもさわやかで気持ちよかった。
まだ1~2分しか走ってないのにもう暑い……冬ジャケの下に着込んでたウルトラライトダウンを脱いで軽装になる。ここからはもう山の中じゃないもんな。
R197から県道315号線で須崎市内をバイパスしてすぐに県道388号線~県道23号線。そしていよいよ横浪ラインとなる県道47号線へ。
最初は山の中の道だが、そのうち見えてくる太平洋。 水平線も久しぶりに見た気がする。
濃い青と薄い青の境目が水平線。その中で、手前に突き出すいくつもの岬が大地の代弁者だ。
横浪スカイラインは私が学生時代はれっきとした有料道路で、通行料は安かったとは思うのだが、wiki様によると260円だったそうで、確かにそんなもんだったろう。
そんなスカイラインに入ってけっこうすぐにあるのが須ノ浦PA。武市半平太の銅像があるので有名だが、住み着いているのか、野良の割には妙に毛並みのいい猫が数匹、のんびり日向ぼっこ中だった。
須ノ浦を超えたところから次の帷子崎あたりまでひらひら~ひらひら~と快走。帷子崎はスカイラインの海寄りにあるので、スカーッと水平線を見渡せる。ここは気持ちのいいスポットだ。
帷子崎から東側は快走路に違いはないのだが、少しずつ下っていくのがわかる。
ずっとこんな感じが続くと考えてよい。
四国四十八ヶ所の36番札所・青龍寺あたりからはいよいよ人家も見えてスカイラインもおしまい。
宇佐大橋を渡ると再び県道23号線へ。ここから右(東)へ向かうと黒潮ライン。そして桂浜だ。
(つづく)