rider notes

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

信州|1.定宿へ

プロローグ

 いよいよやってきました黄金週間。今年は休みをぶんどったこともあり、な、なんとオドロキの7連休! 一般企業並みやん! 言い換えれば「休みを奪わないと連休にならない」という事実なのだが、そんなことは忘れ、嬉々として3泊4日という壮大な計画を練っていた。

 のであったが、なんやかんやと急用を済ませると、残った自由な時間は5月に入ってからの2日間だけ。こうなったら今年はもう諦めるかぁ……と思っていたのだが、やっぱり1泊でいいからどっかに行きたいと思い、急用から帰ったその日に愛する奥様と魔人軍第1師団長(姫)の二人の冷たい視線に耐えながらそそくさと準備をし、当日朝5時に起床。

 5月に入ったとはいえ、まだまだこの時間は冷え冷えとしております。さぶっ。

 ところが四郎号を暖機しながら、まだ行き先を迷っていたのである。3泊4日もあればアルプス一択だったものの、1泊となると迷う。東か西か。

とりあえず高速

 とりあえず進路を近畿道を北上していたら「第2京阪 コッチ」という看板が見えてしまったのでそのまま第2京阪~京滋バイパスに進み、気がついたら1時間後には草津PA

 ようやく陽が照り始めてきたものの、まだ寒い。おまけにまだ6時半だからか平日だからかはわからないがバイクがほとんどいない。せっかくのGWだもの。やっぱり他の方々のバイクがずら~っと並んでるところを見て、こっちもテンションを上げたいところなのだが、お次の養老SAにいたっては、

 一台もいませんでした。しょぼん。おまけにこの日は電光板に「岐阜羽島~小牧JCT事故渋滞9Km 所要時間100分」

 揖斐川長良川木曽川木曽三川を越えたあたりから渋滞が始まったものの、そこはバイクの機動力を駆使してなんなくスルー。渋滞の終わったところの走行車線でトラックがひっくり返ってました。

中央道

 陽も高くなってきてようやくあったかさを感じ始めた頃、小牧JCTから中央道に入り、少しずつ雰囲気が山モードに入りつつあった9時過ぎ。

 屏風山PAにて休憩。ここでやっと10台近いバイクがすでに二輪用スペースを占拠していたので、ちょっと嬉しい。少し先に駐車。

 この時点で実はまだ行き先を迷っていたの。次の恵那ICで下りて岩村から明智に出るもよし、茶臼山に出るもよし。そこから浜名湖方面に出て東名に乗って帰るのもいい。コーヒーを飲みながらツーリングマップルとにらめっこしていたのだが……

やっぱりアルプス

 やっぱりアルプスが見たい! 行くぞ! そうなれば憂鬱な恵那山トンネルも、

 うぉりゃー!!!

 と気合だけで抜けると、南アルプスが遠くに見えてテンションup。

 左手に中央アルプスが見えてきつつある松川ICで下り、まずはすっかり慣れたR153へ。

 中川村を通って進み、飯島町に入ろうかするあたりでなんか見慣れない新しい道が。どうも辺りの風景に違和感があるな………こりゃ知らないうちにバイパスができたんだな、と思ったらやっぱりそうでした。

 飯島駅東という交差点でサクッと左に曲がってみると、そこにあった冠婚葬祭式場っぽいところの駐車場から中央アルプス

 そこからは中央アルプスを見ながら見慣れたR153の旧道に戻り、

 ボクが「神」と崇めるサークルKで本日の儀式を荘厳に執り行い、その恩義を返すためにコーヒーを買って飲んでから出発。まさにアルプスまで続いていきそうないつもの道をまーっすぐ進んで、

やっぱり御座松キャンプ場

 中央道をオーバーパスするといつもの看板。

 そうです。3年連続の御座松キャンプ場でございます。しかも今回はでっかい荷物を載せたまま走り回るより、地理的にも先にキャンプ場に寄ってテントを張ってからうろうろする方が気が楽なのではという、いきあたりばったりを身上とするワタクシがめったにやらない作戦なのです。

 毎度のことながら枯れ松葉満載の下り道にビビりまくりながらキャンプ場へ下っていき、おりてみたら貸切状態。

 ま、考えたらGWとはいえ平日、しかもまだ(というかもう)11時過ぎだからね。

 しばしキャンプ場を見渡し、すぐ横にあるアルプスからの雪解け水が流れる与田切川を眺めて一服してるともう暑い。冬ジャケを脱いで早速テント設営したら、今のうちに周りから焚き付け用の松ぼっくりや薪をかき集めておけばとりあえずOK。

 ここですでに汗だくデス… (・∀・;)

(つづく)