RIDER NOTES

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

信州|7.リベンジに燃える夜

 勝頼公、盛信公へ思いを馳せた高遠城を出てチョイスしたのは「国道より走りやすい。伊那~高遠の抜け道に使える」byツーリングマップルという県道209号線(一瞬だけ210号線)と県道18号線。この道が、所々ですれちがうのも難しいくらい狭いところもあったりしたのだが、結果的にGWとはとても思えないほど車のいない快走路。

 さて、県道18号線を駒ヶ根のあたりでR153に入って南下。まぁR153はさすがに国道だけあってそこそこ車がいたものの、アルプスが見え隠れするのは変わりない。駒ヶ根市街から飯島町に入り、飯島駅前交差点を右折して山側へ。そしてボクが「神」と崇めるサークルKも去年のとおりありました。

 いそいそと食材なんかを買うものの、御座松キャンプ場が空いてなかったら…と考えたらけっこうめんどくさい。どうか空いてますように。

 ツーリングマップルでは「白い道」をキャンプ場へ。キャンプ場へ向かう道からは、右手に南駒ケ岳なんかも見えたりするのだが、残念ながら逆光と雲ではっきり見えず。

 前回、「この道で合うてんかいな」とドキドキしながら進んだ道も、

 2回目ともなると慣れたもんで、す~いすい。途中の長閑な風景の中をのんびりと進み、

 前回は、この看板でホッとしたものです。

 でも「今回のドキドキ」は、キャンプ場じたいに空きスペースがあるのかどうか。おそろしいほどの下りヘアピンを繰り返してキャンプ場に入ってみると、無事に空き発見。

 林間側はけっこういっぱいだったので、まだスペースがあった川べりにテント設営完了。時計を見ると4時。いい感じだわ。

 今日もなんだかくたくたで早く寝たいというものあって、早速夕餉の支度。

 この日はチャーハン(もちろんインスタント)、あんかけ豆腐(当然インスタント)、そして、チキンラーメン(言わずもがな)。

 小さい方をやや催してきたので、サイトから見える吊り橋を渡って、向こう側のサイト(川を挟んでサイトが分かれてます)にあるトイレへ。

 思ったよりも小ぎれいだったトイレからの帰りに、吊り橋の上からサイトの脇に流れる与田切川を眺めてみた。

 ヘッデンの丸い明かりの中でツーリングマップルをぼんやりと見ながら夜を過ごしてたら、やっぱり寒くなってきたぞ。去年来たときには夜中のあまりの寒さに死ぬんちゃうかと何度も目が覚めてしまったという苦い過去が…。だから今回は真冬用のシュラフを用意したんやけどね。

 そう。今回、この御座松キャンプ場を選んだのは、ボクにとってはまさにリベンジだった。ボクに待っているのは勝利か敗北か。答えは明日の朝に出るのである。

(つづく)