のんびり出発
時計を見たらちょうどお昼。ここからは買い出しとお風呂。あとは時間がイケそうなあたりまで近場をうろうろするだけ。中央アルプスの遠望をご覧ください。
さて、R153を北上すると駒ヶ根市。
ここで中央道の駒ヶ根ICへの案内にしたがって県道75号線を西へ。
こまくさの湯
そうです。これは木曽駒のロープウェイへと続く道。もちろん今回は時間がありそうでなさそうだということもあるし、経済的事情もあり木曽駒まではいけないまでも、バイクで行けるギリギリのところにある温泉に行こうという寸法。
ところどころで咲き残っている桜を眺めながらのんびりと走ると、やがてロッジ風の「こまくさの湯」が見えてきます。
このこまくさの湯に来たのにはワケがある。それはツーリングマップルにあった「南アルプスを遠望しながらゆったり入浴500円」というコメント。「男女の湯が入れ替わっています」と手書きされてぶら下がっていた札が気になりつつも、わくわくしながら突撃。
そして肝心の「遠望」はというと、
「見えなくもない」って感じ。そういや「男女の湯が入れ替わっています」なんて札があったな……ひょっとしたら……。でもまぁアルプスは少し出し惜しみしてくれるくらいがちょうどいいのかもしれん。しかも見えてるのは南アルプスの北端に位置する標高2685mの鋸岳。次回のツーリングからは南アルプスに近づいてみるのもいいかもな…なんて考えながら、なんやかんや言いながらもさんざんお湯を満喫して出てみると、
きちんと腰に手を当てて牛乳をごくごくさせていただきました!
中だと暑くなってきそうだったので外に出て休むことに。入口脇のベンチに座ってゆる~い風に吹かれながら一服。
荷物を後ろに載せて使ったタオルをバーにくくりつけたら周遊の旅再開。
何はともあれ買い出し
県道75号線を再びR153に戻ります。
R153に出たら伊那方面へ。
右手にもアルプスが遠望できます。
どこかでスーパーがあればそこで買い出しもしちゃうんだけどと思いながら伊那市に近くなってもなかなかスーパーがない。R361よりも快適に高遠に行ける県道209号線に乗るために結局伊那市街地の手前にある沢渡で天竜川を渡る。
交通量もほぼ皆無~。
一旦左に曲がって県道210号線に入ってもまたすぐ県道209号線を高遠方面に曲がると今度は三峰川沿いの爽快な道。
と思ったらあっというまに高遠の町が近づいてきて、そこにスーパー発見。
大きすぎず小さすぎずの手ごろな大きさが気に入った。っつか最近のスーパーってショッピングモール化してでかいだけで疲れるんよね。買うものも少ないんですがいかんせん水が重いので、段ボールをもらってそれに詰め込み、四郎号に装着完了。
分杭峠
時間は2時過ぎ。まだ時間もありそうなので少し高遠に向かい、今度はR152を南下して分杭峠に行ってみよう。
このR152は諏訪から杖突峠を越えて高遠に至る間は杖突街道、高遠からは浜松までは秋葉神社に向かう秋葉街道として古くから使われていた由緒ある道。
仙丈ケ岳? をチラッと見ながら気持ちいいストレートを抜けると、
道の駅南アルプスむら長谷の手前で美和湖が見えてきます。
ここらあたりでツーリングマップルでは「南アルプスを見ながら走る快適2車線」とありますな(あまり見えませんが)。少しの間だけ美和湖沿いをするするする~っと進んでいくと、今度は三峰川に沿って進みます(快適なのは言うまでもない)。ここらは日本列島を南北にはしる中央構造線に沿ってるんですね。
長谷市野瀬というあたりからR152は完璧な林道モード。くねくね……
くねくねくねくね……
くねくねくねくね……向かいから車来たらどないすんだみたいな幅の強烈な上りのヘアピンが連発。四郎号もまさにひーひー言いながら「登って」いくと、中沢峠を越えたらやがて見えてきました分杭峠。
おー。絶景かな絶景かな。走ってきた高遠方面の谷が見える。
江戸時代、高遠藩が南方にあった天領(幕府領)との境界に杭を立てて目印にしたことから由来しているのがここ分杭峠。ゼロ磁場のパワースポットとしてすごく有名なワケですが、なんにも効果がわかりませんでした。
R153
分杭峠から「伊那谷のメインルートR153とは対照的な静かな山間ルート(ツーリングマップル)」であるR153を南下します。「静かな山間ルート」というのは、こういう「林道」という意味だったんだな。
完全「林道」のR152でだいぶ下りていったところで出てきた「中央道松川IC」の案内板にしたがって県道22号線へ。
途中から県道59号線にスイッチしますが、とにかく「松川IC コッチ」の看板にしたがってれば大丈夫。
R153に戻ってきた交差点で時計を見たら4時前。ちょっと早いけどぼちぼちキャンプ場に戻るとするか。
~本日のお散歩周遊コース~
(つづく)