rider notes

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

信州|6.御嶽山に近づいてみる

道の駅・三岳

 唐沢の滝からすぐにR361に出てみたけど、やっぱり車がおらず。木曽福島の北でR19に合流するとさすがに車の数は多くなってきた。

 ちなみに木曽福島は木曽11宿の一つであり、4大関所の一つがあったところであるが、武田家旧臣の生まれ変わりだと信じているボクにとっては、一門衆のくせに武田家滅亡のきっかけを作った裏切り者・木曽義昌の本貫地。何も興味はない。

木曽福島市街地」をバイパスになっているトンネルでパスすると、県道20号線へ。さすがに大動脈R19から県道へ抜けると車の数はぐっと減って、ちょっと進むと道の駅・三岳。

 自販機とトイレ以外な~んにもない道の駅だが、あまりの暑さにここで小休止。缶コーヒーを飲みつつ、地元の観光宣伝用のフリーペーパーをいくつか拝借し、ツーリングマップルと付き合わせてルーティング。

 どこへのルーティングかというと、さっきすっかり山頂を雲で隠していた御嶽山に、まだまだ近づくためのものである。山頂に雲がかかってるくらいがなんや。諦めへんで。 

 そのためにはまず御嶽ロープウェイを目指し、そのあたりにくねくねになって伸びている御嶽ブルーライン、霊峰ライン、倉越パノラマラインを制覇するのだ。

 3つの道路はツーリングマップルにも載っているわけだが、いかんせん「白い道」だけに、おまけにページとページのつなぎ目なので、どこでどうつながっているのかさっぱりわからん。ところが、地元の観光用パンフレットの方がしっかり細かく書かれててよくわかるんだな、コレが。

御嶽ブルーライン

 県道20号線に戻って御嶽山に向かおう。

 途中にある県道256号線との分岐手前。気温23度。そりゃ暑いわ。そのままぐいぐい上っていって、「御嶽ロープウェイ」の看板どおりに進んでいき、木曽温泉を目印に左折したら、そこはもう御嶽ブルーライン

 なかなか御嶽山は見えないけど、ブルーラインはなかなかのワインディング。そしてこれまたご立派なご案内。むむむ…まだ御嶽山に雲がかかってるな…。

 そこからロープウェイ乗り場までの道はほとんどが、鬱蒼とした木々に囲まれて視界が広がらない道。

 ですが、たまにスカッーと開けるところもあって、そうなると御嶽山を見上げるくらいの場所に近づいてる。

 ふと後ろを振り向いたら、中央アルプスも。

 そこから少し進むとロープウェイ乗り場の入り口。おっ。雲が取れてる。

 なのだが、正面の道(ロープウェイ乗り場)には向かわず、右に細く伸びる御嶽ブルーラインを走ることに。ロープウェイ乗り場を過ぎると見事に1車線しかないような道になるが、ところどころで中央アルプスも遠望できてなかなかよい眺め。

 途中のわけのわからん分岐も、「なるべく上りっぽい方」に進むと、

 どこですか? 奥に続くのはどうも「登山(トレッキング)コース」の風情漂う道だったのでここでUターンすることに。

霊峰ライン

 ここからは下りになる。相変わらずほとんど視界は開けず、

 結構な傾斜をぐいぐい下っていったら、びっくりするくらい広いスペース。そこにあった看板を凝視してみると、

 さっきの人けのないところは御嶽山の6合目で、そこまでの上り道が御嶽ブルーライン。そこからここまでの下り坂が霊峰ライン。

 正面に見える坂が下ってきた霊峰ライン。ここから左手に(見えないけど)ある下り坂が霊峰ラインの続き。右にトンネルみたいに見える道が倉越パノラマラインになるもよう。

 問題は霊峰ラインで下りるか倉越パノラマラインで下りるかというところだが、「ただのライン」よりは「パノラマライン」かな……という安直な理由で、倉越パノラマラインを選択。

倉越パノラマライン

 この選択が大正解! そこからしばらくは相変わらず狭いものの、途中からは、どぱぱーんと視界がまさに「パノラマ」になって、

 中央アルプス! 下までおりきって県道20号線に合流する前にふと振り返ると、最後の御嶽山

 今回のツーリングでは御嶽山は見納めかな。また見に来るぞ。

(つづく)