反省会
県道76号線沿いの由良にあったGSで愛機たちに給油し、僕たちはフェリー乗り場のある津名に向かった。時間もちょうどいい感じ。ホントは途中にある洲本城跡に寄りたかったのだが、そこまで余裕はなかった。
さて、淡路國攻略戦はここでひとまず終わりなのだが、いつも謙虚な大阪連合軍は帰りのフェリーの中でも反省会は怠らない。
Tちゃん「最高司令官。大変申し上げにくいのですが…」
bar「どうした。参謀総長」
Tちゃん「今回の攻略戦は、失敗といってもよいのでは…」
bar「……。確かに……。認めたくはないのだが」
Tちゃん「敵はこちらの予想をはるかに超える路面とロケーションがありました」
bar「それもあるが、最大の原因は『淡路島って周回150キロしかないんだってよ~、1日あったら余裕で走れちゃうぜ~』という我々の驕りではなかったか…。そんな気がしてならない」
Tちゃん「同感です。もっと時間をかけなければならないということですね」
…こうして僕たちの淡路國攻略戦は失敗に終わった。
それでも天下を狙う
フェリーはやがて我々の本拠地・大阪に戻ってきた。街の灯は戦いに敗れた我々をいたわるようにやさしく見える。
bar「しかし腹へったなー」
Tちゃん「ホンマですな。さんざん迷った挙句におまんま食い上げでしたからね」
bar「よし! アソコでメシでも食うか!」
Tちゃん「あー、おいちい」
bar「やっぱサイコーやね、ココ!」
天下統一には敗れ去った僕たちだが、晩飯は、
天下一品をとりました!!!
(おしまい)