rider notes

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

信州|1.高ボッチ

 ギリギリのせめぎ合いでなんとかゲットしたGW休暇(どんな会社や)。直前になって愛する奥様におそるおそる許可申請をすると「一泊ならええで」と愛のあるお返事が。

 あまりに直前ゆえ誰を誘うわけにもいかず、ここは一発ソロだ! ソロなら信州だ! と目覚まし時計に4時半に起こしてもらい、天気をチェックしてみると、

3日:晴れときどき曇り → 4日:曇りのち晴れ

 イケる! そそくさと支度を済ませて5時半に阪和道に乗ってすぐにある電光掲示板に、

「摂津北~中国豊中渋滞7キロ」

 幸い反対方向の第二京阪京滋バイパスを経由。寒さに凍えながらも1時間少しで名神草津PA→8時頃に養老SAへ。GWにツーリングなんて何年ぶりやらさっぱり記憶がないので渋滞を覚悟してたのに、ここまでは一切なし。さすがに腹が減ったので、たこ棒なる天ぷらを食す。

 気温はまだ上がりきってないものの、このドぴーかん。

 しかし、そこからが渋滞の苦難のはじまり。一宮~小牧の渋滞を他のバイクの後ろにくっついてとろとろ……。中央道にスイッチしてもずーっと渋滞。ここも他のバイクが行ったのにくっついてほとんど止まったままの車の間をすりすり……と思ったらボクの数倍のスピードを出してバビューン! と追い越していったバイクがその先で接触事故起こしてた、なんてこともあったりしてそーこーしてたら、まだ中央道にも入っていないのに冠雪した峰々がチラッと。

 9時過ぎに恵那峡SAへ。ここらへんになると日も高くなってきてあったかさも。

 ぼちぼちツーリングマップルでも見ておおまかな計画を立てねば。

 ここ(恵那峡)からトンネル(恵那山トンネル)をくぐると、飯田を経由して駒ヶ根中央アルプスの最高峰・木曽駒ヶ岳。そして伊那を経由したらあっという間に諏訪に着く。どーするかな……アルプスだ! と息巻いて出てきたものの、中央道からだと選択肢は限られる。

 結局なんにも決まらないまま出発。

 高速が左右に曲がるたびに南アルプスが右に左に見えてくる。中央道も、恵那山トンネルを越えて飯田にさしかかるあたりからは右に南アルプス。左に中央アルプス。すると現れるのが駒ヶ根SA。

 きっとアルプスが見えるはず! と予想して急遽ピットインすると、

 中央アルプス。そして振り向いて駐車場の向こうを望むと、

 南アルプス

「伊北~塩尻渋滞7キロ」みたいな掲示板を見ながら、なんとなくそのまま進んでみるが混んでない。なんなんだあの電光掲示板は。とはいえ、高速はもう飽きたから塩尻で降りてみた。

 塩尻といえば塩尻峠。塩尻峠といえば高ボッチ。というわけで、とりあえずR20に下りて峠方面へ。峠を越えたら、「高ボッチこっち→」の標識にしたがって曲がったらOK。

 当たり前ですが四郎号と高ボッチに来るのは初めてです。こんだけ何回も松本界隈をうろうろしに来てるのにね。不思議なもんです。

 さて、あとになってぐーぐる先生のマップを見てると、そっからは「高ボッチスカイライン」という名前になってまして、こ~んな感じに舗装はされてますが、「スカイライン」なんて名前をなぜ付けたのはさっぱりわからないくらい見通しはありませぬ。

 ちょっと視界が開けたと思ったら駐車場。GWだというのに、車が数台しか止まってません。わーい 。いったんそこに止めて、まずはこの駐車場からの眺め。

 

image

諏訪湖南アルプス

八ヶ岳連峰)

(右手・南アルプスと左手・八ヶ岳連峰)

北アルプス。左下に見える砂利あたりが駐車場)

 四郎号が青い色でよかったなぁ…と思う瞬間だな。

 さて、そこの駐車場からまだ上の方に細い道が続いているので、まだズズッと進みます。すると今度はさっき以上に北アルプスが、どぱぱーんと見える広い駐車場が。もちろん、こちらの方がおススメです。

 みなさんどこから情報をゲットしているのはわかりませんが、こっちの方がダントツに車の数が多い。ライダーも少しはいたけど、ほとんどは家族連れかカップルばかり。中にはまだちっちゃい子もいたりして、小さい頃からこういう景色を見せてもらえるなんて幸せな子だなと思いながら。風もそれなりにあったけど、ボクもアルプスを見ながらしばし一服。

(つづく)