サニーロード
このツーリング最大の目的である四万十川を堪能した僕は、今日テントを張ろうと目論んでいる足摺岬の近くにたどり着くために中村の町からR321で一路土佐清水市へ。
四万十市内のR321は最初、四万十川が海に出る直前あたりまでは土手のようになっている快走路。昼過ぎというには遅いが夕方というにはまだ早い時間帯であってもさすがは平日。行楽に浮かれる車が少ないのは救いだ。
土佐清水市内に入って下ノ加江川を越えたあたりからはサニーロードなんて名前が付けられた海沿いの快走路!
無事土佐清水市内に入り、スーパーで買い出しを済ませ、ホームセンターで薪をゲット。
足摺スカイライン 北半分
そして、いよいよ第4目標である足摺スカイラインへ。
陽はすっかり翳ってしまっていたのだが、車が皆無の状態で贅沢は言うまい。マイペースでのんびりと走れることがうれしい。
右に左にひらひらと華麗に……とまではいかないが気分よく走っていたら、今日のテン場のある唐人駄馬遺跡への看板を右折。残りは明日の朝に取っておこう。
唐人駄馬で一泊
足摺スカイラインと同じように翳っている道を5分ほど走ると、キレイな炊事場と小さな空き地が出てくる。そこが唐人駄馬である。
事前に調べていたから知ってはいたものの、着いてみていざ見てみると、さすがに引くレベルの広大さ……。あまりの広さにビビりの僕は端っこにとっととテントを張ることとする。
昨日は日没ギリギリだったけど、今日はまだ4時。のんびりと風景を眺めた後で晩ごはん……もとい、ディナーの用意。ご飯を炊いて鍋をぐつぐつ煮ている間に本日こそは高知の名物をとゲットした前菜を。
料理をしつつ、火で遊んでいたらあっという間に日が暮れてくる。
ディナーが終わったらあとは火を焚いてぼんやり。というか、明かりがなさすぎて笑えてくる。
こともあろうか今回はなるべく明かりを持たずに済まそうとランタンを持ってこなかったことが仇となった。ほんとに目の前の一面の草原には明かり一つなく、おまけに月もまだ低くて照らしてくれていない。唯一の明かりである焚き火の面倒をちまちまとみながら、どうせ一人だし、よけいな明かりはいらんな……と思いつつ、12時になる前にはシュラフにもぐり込んだのである。
(本日の行程)
(つづく)