
少しだけ時間が空いたので、紀の川フルーツラインへ。
展望が開け、風が心地よく吹き抜ける道。数台のバイクが、軽やかにすれ違っていく。
股の下から全身に響くメカノイズ。エンジンの爆ぜる熱気。グローブ越しに伝わる、車体の確かな重み。
それらは、もう消えてしまった。なのに、いまだに左手がふわりと浮き、無意識にピースサインを出しそうになる。
紀の川沿いは、いつのまにか梅の花がほころび始めていた。

少しだけ時間が空いたので、紀の川フルーツラインへ。
展望が開け、風が心地よく吹き抜ける道。数台のバイクが、軽やかにすれ違っていく。
股の下から全身に響くメカノイズ。エンジンの爆ぜる熱気。グローブ越しに伝わる、車体の確かな重み。
それらは、もう消えてしまった。なのに、いまだに左手がふわりと浮き、無意識にピースサインを出しそうになる。
紀の川沿いは、いつのまにか梅の花がほころび始めていた。