rider notes

BC-ZR750C乗りの残しておきたいログ

信州|3.平湯キャンプ場

 ここ(ACOOP)から一番近いところにある道の駅・奥飛騨温泉郷に隣接するキャンプ場はツーリングマップルによると、「明るく開放的」だが「料金がちょっと高い」。ツーリングマップルが「高い」と書けばかなーり高い(軽く3000円超えとか)。さっきの中尾温泉にもキャンプ場があるそうだがコメントすら書いてない。

 ところが平湯温泉まで戻れば「観光の拠点におすすめ。キャンプ場利用者はひらゆの森の入浴料金が割引に」という平湯キャンプ場というのがある。巻末を見ると料金は900円。即決。

www.hirayu-camp.com

 R471を南下して平湯界隈に入ったらすぐにキャンプ場。

 平湯「野営」場っていうネーミングが気に入った。まずは道向かいにある事務所で受付。

bar「すみませ~ん。空いてますか?」
お姉さん「大丈夫ですよ。今日は連休の最後なのでチェックアウトばかりです」

 連休最終日。そっか。

お姉さん「歩いて10分くらいのところにある温泉の割引券もここで販売できますが」
bar「買いますっ!」

 しめて1300円を払って、管理事務所の道向かいにある「野営」場へ。

 正面奥に見えるゲートは車用で、バイクはゲート右脇の狭い通路を入って中に抜けられるとのこと。中は基本的にはフリーサイトになってるらしく、好きな所にテントを張ってOK。辺りを見回すと、緑! 緑! 緑! きっちりとロープでテリトリーを決めつけられてるオートキャンプ場を知ってると、十分「野営場」だ。ついでに言うなら他のお客さんは見渡す限りでは3組のみ=張り放題。おまけに夏以外はバイク乗り入れ可。

 今回は、かれこれ3年くらい前に買ったまま、危うくお蔵入りになりかけてたテントのデビューである。たまに他の「キャンプ好きブログ」を見てると入念に「試し張り」をされている方々もいらっしゃるみたいだが、じゃまくさがりのボクがそんなことをするわけがない。それでも、ま、なんとかなるもんだ。

 それにしても、やっぱりキャンプは夏以外に限るな。

 さて、今宵の晩餐は、

 である。もちろんメインは、

 やっぱりここまで来たからには食わなきゃね。持参してきたお米を炊きながら支度をして、

 右からハッシュドコーンビーフとキャベツの炒め物、中央が飛騨牛焼肉。あとはインスタントの味噌汁。これで十分だ。ボクにとったらキャンプでは考えられないほどの贅沢三昧的晩餐。

 食い終わってひと段落したら、すっかり真っ暗になったサイトをうろうろしたり、テントでゴロゴロしたり。今回はラジオを愛する奥様から借りてきたのでチューニングしてみると、東海ラジオ? が入ったり入らなかったり、聞こえた! と思ったらハングルだったりして。ま、そんなもんだ。やっぱりもうちょいちゃんとしたラジオを買おうっと。

 さっき管理事務所でお姉さんに聞いてみたのだが、

bar「やっぱり朝って寒くなります?」
お姉さん「(申し訳なさそうに)今朝は4度でした…」
bar「4度ですか…。ま、死ぬほどじゃありませんよね」
お姉さん「だといいんですけど…」

 念のためにケータイで気温を調べてみると、

 まだまだ意外とあったかいぢゃん。確かに着いてからは冬ジャケも脱いでTシャツ一枚のままだし。

 とはいえ、今はまだ6時半。朝になったらどうなってるかわからん。一応「4度」なんてこともあろうかと、安くはあるがシュラフカバーも持ってきたのである。しかし、この安物シュラフカバーが翌朝の悲劇になろうとは思ってもみなかった。

 そんなことがあるとは夢にも思わず、ぼちぼち頃合いもよくなったので着替えを持って、割引券を買った温泉へ。歩いて10分っていうから、ちんたら歩いていったら……10分って遠いです。おまけにキャンプ場への帰りがビミョーに上り坂になってて、汗だくになるという不始末。ホンマに4度になるんか?

www.hirayunomori.co.jp

 ラジオを聞きながら、ツーリングマップルで明日のルーティング。明日は乗鞍と御嶽山だな……とぼんやり決めて時計を見るともうすぐ9時。すっかり眠くなってしまい……いつのまにやら……寝てしまっていたのである……Zzz……

(つづく)